人生は何があるのかわからない。たとえビジネスで成功していたとしても、急変することがあります。

中国史の春秋時代の斉の桓公がまさにそうです。

春秋五覇の1人となり、覇王となり大成功しました。それは名宰相管仲がそばにいて、管仲を重用したからです。

管仲が亡くなる時に、絶対に近づけてはいけない人を名指しして、桓公に忠告しました。

管仲があれほどきつく近づけてはならないと言った佞臣3人を側近にして重用してしまいました。

なぜ、近づけてしまったのか?

それは、耳に良いことをいうのです。快楽をともにして、その場限りの遊びに興じました。

桓公が病気になった際に、その佞臣から幽閉されてしまいます。食事もろくに与えてもらえず、桓公は失意の中で餓死しました。

覇王だった人の最期と思えないほど哀れな最期です。

この斉の桓公の最期のお話しを聞いてあなたはどう思われますか?

たとえビジネスでうまく行ったとしても、調子にのってはダメです。

「勝って兜の緒を締めよ」という言葉もあります。

ビジネスでも、人生でも、うまく行ってる時には、自分の才能や力だと傲慢にならならようにしましょう。

あなたを助けてくれた人がいるはずです。

あなたの力が99%発揮して、他の人の力が1%だったとしても、その1%に感謝しましょう。

なぜなら、その1%がなかったら、100%にならないからです。

謙虚でいることが大事なのです。